インスタ投稿マニュアル

目次

はじめに

このマニュアルは、Instagram広告を行う店舗様が**広告だけで終わらない集客力を作るための「投稿運用ルール」をまとめたものです。

多くの方が「広告=すぐに新規客が増える」と思いがちですが、実際は、広告からアカウントに訪れたお客様が「投稿内容」を見て信頼し、行動に移すケースが非常に多いのが現実です。

そのため、Instagram広告を出すだけでなく、アカウント自体がお店の営業ツールとして機能する投稿設計が不可欠です。

ここからは、投稿を行う理由や基本的な運用ルールについて解説していきます。


なぜ投稿をする必要があるのか?

Instagram広告は、いわば「あなたの店舗を知ってもらうための入り口」です。

しかし、お客様が広告を見た後に訪れるのは、店舗のInstagramアカウントのプロフィールや投稿です。

ここで投稿が整っていないと、

  • 「どんな雰囲気のお店か分からない」
  • 「本当に信頼できるのか?」
  • 「自分に合っているサービスか?」

と不安を感じ、広告を見て興味を持ったのに、予約や問い合わせにつながらない…という状態になってしまいます。

つまり、広告と投稿はセットです。

広告だけで集客するのではなく、投稿で“信頼”と“安心感”を与え、来店・問い合わせへとつなげる役割を果たします。
まずリールとフィードの違い

Instagramには大きく分けて「リール」と「フィード投稿(通常投稿)」の2種類があります。

【リール】

  • 縦型ショート動画(最大90秒まで、最近は3分まで投稿できますが日々アプデされるので時間は変わります)
  • Instagram内の新規ユーザーへのリーチに強い
  • ホーム画面の「発見」タブやリールタブで表示されやすく、広告に近い役割も担う
  • 店舗をまだ知らない潜在層への認知拡大向き

【フィード投稿】

  • 通常の画像投稿 or 複数枚のカルーセル投稿
  • すでにフォローしているお客様に届けやすい
  • リールよりも「ブランドイメージ」「メニュー紹介」「店舗の信頼感作り」に適している
  • アカウントに訪れた人が「過去投稿一覧」として閲覧するのもフィードが中心

▼まとめ

フィード=集めた新規を信頼させる、既存客を育てる(教育・接客的役割)

リール=新規顧客を広く集める(広告的役割)

投稿ネタの考え方は「ストーリー運用」と同じ

インスタ広告からあなたのアカウントに訪れるユーザーは、ほとんどが「あなたをまだ知らない新規の人」です。

彼らは広告で興味を持った直後に、プロフィールや投稿をざっと確認します。

このとき、「6つの教育、パラダイムシフト、ファン化」があるかないかで、次の行動(予約・問合せ・フォロー)に大きな違いが生まれます。

6つの教育、パラダイムシフト、ファン化」について詳しくはインスタ基礎構築で詳しく解説しています。

特に6つの教育はインスタだけではなくLINE配信やニュースレターでもたびたび使われる技術なので次の章で詳しく解説しています。

■ 6つの教育とは?

  1. 目的の教育
  2. 信用の教育
  3. 問題の教育
  4. 手段の教育
  5. 投資の教育
  6. 行動の教育

これらは、広告から来たユーザーが「納得→信頼→行動」まで進むための心理導線です。

■ 【6つの教育がある場合】

ユーザーの行動イメージ

  1. 広告からプロフィールへ → 興味を持ってアカウントを訪問
  2. 目的の教育投稿で「なぜ必要か」を理解 → 「あ、自律神経って大事なんだ」「私に関係ありそう」と共感
  3. 信用の教育投稿で「信頼感」を得る → 「ここなら専門家が対応してくれる」「安心できそう」
  4. 問題の教育で「自分ごと化」 → 「あ、私も当てはまってる…!」と気づきが生まれる
  5. 手段の教育で「整体が解決策になる」と知る → 「薬だけじゃないんだ、整体も有効なんだな」
  6. 投資の教育で「今のうちに整える意味」に納得 → 「早く改善すれば、将来もっと楽になるかも」と行動意欲がUP
  7. 行動の教育で、サービス導入の決意 → 「今予約しておこう」「まずは相談してみよう」などアクション

▼結果

即予約 or 問い合わせ

フォロー率UP

「ここに頼むべき」と腑に落ちる

■ 【6つの教育がない場合】

ユーザーの行動イメージ

  1. 広告からプロフィールへ → 興味はあるが、次の判断材料がない
  2. 投稿に「WHY(なぜ必要か)」の説明がない → 「自律神経って私に関係あるの?」と迷いが残る
  3. 信頼できる証拠がなく「不安」が勝る → 「どんな人がやってるのか分からない…」と離脱
  4. “自分ごと化”するきっかけがない → 「自分には必要ないかも」でページを閉じる
  5. 解決策として整体が有効と気づかない → 「整体って肩こりとか腰痛だけじゃないの?」と誤解される
  6. 「今やる理由」が曖昧 → 「時間ができたら考えよう」で後回しにされる

▼結果

離脱が早い

フォローやアクションにつながらない

信頼・興味が薄れて競合へ流れる


広告から来た見込み客は、「即判断」する材料をアカウントに求めています。

この6つの教育が揃っていることで、広告だけでは補えない「説得力」や「共感」が生まれます。

広告×6つの教育投稿はセットで考えるのが鉄則!


1. 目的の教育

テーマ例:「なぜ“自律神経”を整えると人生が変わるのか」

▶ 内容例:

「自律神経は呼吸・血流・内臓の働きをコントロールする司令塔。現代人はストレスや姿勢不良で乱れやすく、これが原因で慢性的な疲労や不調が起こります。整えることで“眠りが深くなる” “疲れにくくなる” “気分も前向きになる”など、生活の質が大きく向上します。」


2. 信用の教育

テーマ例:「〇〇整体院が自律神経ケアに強い理由」

▶ 内容例:

「当院は、理学療法士資格を持つスタッフが施術を担当。医療現場での経験を活かし、筋肉や関節だけでなく“神経系”を意識したアプローチを行います。また、年間1,000件以上のケア実績があり、多くの方から信頼をいただいています。」


3. 問題の教育

テーマ例:「その“なんとなく不調”は、自律神経からきているかも」

▶ 内容例:

「頭痛・肩こり・めまい・不眠・イライラ…。病院では異常なしと言われるこれらの不調、実は自律神経の乱れが背景にあることが多いです。“気づいていないだけで、自律神経が乱れている”人は多く、放っておくと慢性化のリスクも。」


4. 手段の教育

テーマ例:「整体で自律神経が整うメカニズム」

▶ 内容例:

「自律神経は“背骨の周り”に集中しています。背骨や骨盤、頭の位置を整えることで神経の圧迫が減り、交感神経・副交感神経のバランスが正常に戻ります。施術後に『呼吸が深くなった』『ぐっすり眠れるようになった』という声も多く寄せられています。」

5. 投資の教育

テーマ例:「“今の体”に時間とお金をかける意味」

▶ 内容例:

「疲れやすい、集中力が続かない、朝からしんどい…。この状態で過ごす日々は、実は“時間ロス”にもつながっています。元気な身体は、仕事や家事の生産性を高め、人生全体の効率もアップさせます。健康への投資は、未来の“自由な時間”を増やすことにも繋がります。」


6. 行動の教育

テーマ例:「“知っている”だけで終わらない、自律神経ケアの第一歩」

▶ 内容例:

「不調を抱えている方の多くは、既に“自律神経が大事”と知っています。それでも行動に移せないのは、“このままでも大丈夫”という思い込みがあるから。本当に身体を変えたいなら、まずは生活習慣や姿勢の見直し、信頼できるケアを受けることからスタートです。」


+αで入れたい投稿例


スタッフ・店舗の「裏側(オフショット・日常)」投稿

→ スタッフの人柄や店舗の空気感を出す投稿は、無意識の安心感を生むので効果的です。

特にローカル店舗やサロン、クリニックなどでは「人」に会いに来るお客様が多いため、業務風景・休憩中・スタッフ紹介などの“裏側”投稿が有効。


お客様からの「実際の声(リアルな口コミ)」

6つの教育に「実績」はあるものの、よりリアルで具体的な感想(例:「どんな症状が楽になった」「どんな悩みが解決された」など)をお客様の言葉で出すとさらに信頼度アップ。

→ できれば「手書きアンケート」や「DMで届いた感想」など、信ぴょう性ある素材で。


地域密着・季節ネタ(時事性)

→ 近隣のイベント情報、季節の豆知識(例:春の腰痛対策)などを織り交ぜると、「地元密着型」として親近感を演出できます。

  • 「◯◯祭りでのチラシ配布準備してます!」
  • 「寒暖差疲労が出やすい季節ですので、セルフケアも大事にしましょう」 など、季節感 or 地域とのつながりを投稿に入れる。

予約状況や空き情報の投稿

→ これはアクション喚起にもつながりますが、「◯月◯日のご予約はあと2枠です!」など、実際の予約状況を発信することで、見込み客に「急がなきゃ」という心理を生みやすくなります。

コンテンツ型(セルフケア・豆知識)

「専門性」や「知識のシェア」的な投稿も強いです。

  • 自宅でできるストレッチ
  • 正しい座り方
  • よくある施術前後のNG行動

など、無料で役立つ情報を発信することで「この人たち、ちゃんとしてる」という信頼につながります。

(これも6つの教育には少し重なるけど、単体でもシリーズ化すると強い)


▼補足

このあたりの投稿を追加で回すと、フォロワーが離れにくくなり、広告から来た人がアカウントに定着しやすくなります!

【6つの教育以外の+α投稿アイデア集】


① スタッフ・店舗の「裏側」投稿

狙い:親近感・安心感の醸成

  • フィード:
    • 「スタッフ紹介」シリーズ(写真+簡単なQ&A形式)
    • 「今日はみんなで店舗の大掃除!」などのオフショット
    • 「新人スタッフの研修風景」
  • リール:
    • 「出勤からオープン準備までの1日密着」
    • 「スタッフの1コマ!仲良しトーク風景」

② お客様からのリアルな声(口コミ・体験談)

狙い:信頼性・実績アピール

  • フィード:
    • 手書きアンケートの写真+お客様コメント
    • DMで届いた感想をスクショ風に載せる(※許可を取る)
  • リール:
    • 「ビフォーアフター+お客様の声」の動画
    • 実際に話している様子を簡単にインタビュー風にまとめる(5~10秒)

③ 地域密着・季節ネタ

狙い:地域性・親しみやすさの強化

  • フィード:
    • 「今週末は〇〇公園でイベント開催!お近くの方はぜひ」
    • 「今月の地域ニュース+季節のケア方法(例:花粉症×自律神経)」
  • リール:
    • 「季節の変わり目!◯◯に効く簡単セルフケア3選」
    • 「地元〇〇エリア、今週はここが話題!」

④ 予約状況・空き情報

狙い:行動促進・限定感の演出

  • フィード:
    • 「今週のご予約空き状況(カレンダー風ビジュアル)」
    • 「今月の予約枠は残り5枠!ご希望の方はお早めに」
  • リール:
    • 「本日◯時~の枠、1名空き出ました!」を即日配信
    • 動画+テロップで「予約はLINEからどうぞ!」を流す

⑤ セルフケア・豆知識(無料で役立つコンテンツ)

狙い:専門性アピール・信頼の蓄積

  • フィード:
    • 「寝る前5分でOK!腰痛予防ストレッチ」
    • 「自宅で簡単、首コリを解消する3つの習慣」
  • リール:
    • 「よくあるNG集(例:やりがちな座り方3選)」
    • 「お客様からよく聞かれるQ&Aを1問1答形式で回答」

【おすすめの運用ルール】

  • リール:週1~2回の新規投稿+広告用動画
  • フィード:週2~3回の投稿+オフショット系1本混ぜる

→ オフショットや予約状況など“人間味のある投稿”をフィードに、

→ 広く認知を狙うリールは“お役立ち・専門性・体験”中心で設計!


このまま「6つの教育」とセットで設計する

■ 【補足アドバイス】

  • 各投稿は1テーマ1投稿が基本
  • カルーセル投稿でストーリー立てて届けるのが効果的
  • 「教育→信頼→行動」の流れを意識し、バラけないよう一貫性を持たせる
  • 画像投稿(フィード)とリールを投稿する際は「6つの教育」理解した上で作成。6つの教育について以下の通り簡単に解説しましたがさらに詳しく知りたい場合はコチラをご覧ください。

リールやフィードの具体的な作り方はChatGPTに聞いてみてください。YouTubeでも詳しく解説されている動画があるので、基本操作などは既存の無料コンテンツがおすすめです。

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