本マニュアルでは口コミの適切な集め方と使い方&魅せ方について解説しています。
そもそも口コミは自由に書かせない
9割の店舗さんが「口コミお願いします~」「感想お願いします~」とオープンすぎるお願いをしていると思います。
口コミや感想というのは「質問」と同じです。
ちょっと想像しにくいかもしれませんが、お客様側からすると「自分の脳内をアウトプットしている」ので、質問の仕方によってアウトプットされる内容や濃度、解像度も異なります。
そもそも質問には2つの種類がありまして、それらを理解していないと今からお話する内容が理解できないと思うので説明しますね。
①オープン・クエスチョン(Open Question)
自由に答えられる質問で、回答者が自分の考えや経験を詳しく述べられる。
例:「あなたが最近学んだことは何ですか?」
②クローズド・クエスチョン(Closed Question)
「はい・いいえ」や特定の選択肢で答えられる質問で、明確な答えを得やすい。
例:「昨日のセミナーに参加しましたか?」
そして9割の店舗さんはお客様に口コミや感想をもらうとき「オープンクエスチョン」をしています。
「口コミ書いてください!」「感想書いてください!」ってオープンクエスチョンの極みですよね。
しかし悲しいことに9割のお客様は、自分の悩みを理解していなければ言語化もできない。
何でどれだけ悩んでいたか言語化できないから、来店した後の感情もどう表現すればよいかわからない。
そんな人にオープンクエスチョンをしたとて、ふんわりとした回答しか出てこないのは目に見えてますよね。
じゃあどうすれば良いのか?
それが「アンケートに答えてもらう」という方法です。
説明はいいからアンケートのテンプレほしい!という人はコチラからどうぞ。
このアンケートはインタビューライターのテクニックを元に作っていまして。。
ライターがインタビューやヒアリングをするとき、オープンクエスチョンから入る→ほしい情報が得られない時は少しずつクローズドクエスチョンに切り替えるというテクニックがあります。
そうすることで回答者が答えやすくなり回答の解像度が上がっていくのです。
そうすると「なるほど!じゃあクローズドクエスチョンのアンケートを用意すればいいのね!」となる人もいるかもですが、それはやりすぎです。
YES/NOだけで答えるクローズドクエスチョンのアンケートだと、データ集計にはなるのですが、このあと紹介する「アンケートの使い方&魅せ方」の材料としては不十分なんですね。
なので「売れる口コミ」をもらうためにはオープンクエスチョンを少し具体的にした質問がおすすめです。
ということで下記のテンプレをご用意したので印刷するなりして使ってください。
お客様アンケートテンプレ
https://docs.google.com/document/d/1mWVTCTkr3HmKWfGxWIeVS-bS7nJk4EcVTYX4IjWZM7Y/edit?usp=sharing
Googleマップの口コミについて
Googleマップの口コミも「よかったら書いてくれませんか?」と依頼するのではなく以下のポイントを守ると見た人が行きたくなるような口コミへと生まれ変わります。
☔NG
口コミ書いてくれませんか?
感想書いてくれませんか?
🌞OK
施術後の変化を一言で教えてください!
どんな人におすすめしたいですか?
Googleマップの口コミを依頼するときも書いてほしい内容を引き出すような具体例などを伝えてあげると書きやすいです。
口コミはこういう風に使う(魅せ方)
アンケートのテンプレを使ってお客様の声を集めたら、それらを元に「売れる魅せ方」を意図的に作っていきます。
この方法はLP、チラシ、Googleマップ投稿、インスタリール、インスタストーリー、ニュースレター、LINE配信などさまざまな媒体で活用できるので、ぜひ身に付けてください。
店舗さんにありがちなのが「アンケート型のお客様の声は用意してるけど、そのまま載せちゃってる」というパターン。
それでも、ホワイトボードに感想を書いてもらうよりはマシなのですが、実は書いてもらったアンケートの魅せ方によってユーザーの心の動きは大きく変わります。
そもそもアンケートの状態だと下記のような課題があります。
- お客様が書いた文章なので読みづらい
- 要点がまとまっていない
- 売れる文章の型にはなっていない
- 強調すべき部分を強調できていない
ザっとまとめると「シンプルに読みづらいし心も動かない」んですね。
なのでいただいたアンケートを元に「心が動く魅せ方」を作る必要があります。
魅せ方は2パターン。
①シンプルにお客様の声として掲載
1つ目の魅せ方はシンプルにお客様の声として掲載します。
ただ、気を付けたいのが、いただいたアンケートをそのまま載せるのではなく下記のポイントに気を付けて「コンテンツ」として見せてあげてください。
- 誤字脱字は修正
- 読みやすい文章に校正する
- 強調したい部分を赤文字などで協調
お客様が書いた文章なので、当然誤字脱字もありますし、文法的におかしい部分もあります。
いただいた文章をそのまま載せるのではなくキレイに読みやすく修正して、強調したい部分をデザインの力で目立たせてから「お客様の声」として掲載しましょう。
▼掲載イメージ▼

②売れる文章を書くときの材料として使う
本教材のメインとも言える部分です。
ということでここからはアンケートを「売れる文章」に変身させる方法を、章を分けて解説していきます。
「売れる文章」の前提条件
そもそもなのですが売れる文章には必ず型が存在します。
そしてアンケートを元に「ユーザーが感動して行動を起こしたくなるようなお客様の声」を作るために最適な型も存在します。
少しでも型と違うことをすれば文章の流れが変わってしまうので、絶対にアレンジせず型通りに書いてください。
これらの型は世界中で100年以上にも渡って、何兆円という売上を作ってきた型です。
人の心理というものは時代が変わろうが同じなので、この型は100年前から現代まで使いつづけられています。
なので、ライティングやマーケティングをかじっただけの人間がこねくり回したとて、100年売れ続けた型に敵うわけがありません。
クドイようですが必ず型通りに書いてください。
この型を使った文章は下記のようなシーンで使えます👇
- LP
- チラシ
- 広告動画台本
- ニュースレター
- LINE配信
- インスタストーリー
などなど、売る場面においてすべての媒体で使えます。
具体例については後半でご紹介します。
アンケートを材料にするならこの型を使いましょう
ということで、型の解説をしますが、実は超シンプルです。
🎯 型:B・C・A(Before → Crisis → After)
- Before(ビフォー):悩んでいた過去
- Crisis(クライシス):変わるキッカケ
- After(アフター):変化・成功
これを順番に埋めていくだけで、感情が動く「お客様の声」が完成します!
📌 例① SNS集客で悩んでいた人の場合(シンプルver.)
🟢 Before:「SNSを頑張って投稿しても、全然フォロワーが増えない…。」
🔴 Crisis:「やる気がなくなりかけていたとき、ふと紹介された方法を試してみた。」
🟢 After:「すると、1週間でフォロワーが200人増えた!もっと早く知りたかった…!」
📌 例② 仕事や副業に挑戦した人の場合(エモ強めver.)
🟢 Before:「毎日頑張っているのに結果が出なくて、モヤモヤする日々。」
🔴 Crisis:「正直、もう諦めようと思った。でも、最後にもう一度だけやってみようと決意。」
🟢 After:「すると、少しずつ成果が出はじめて、気づいたら自分でも驚くほど成長していた。」
💡 書き方のコツ
✅ Before(過去) → 具体的な「悩み・困りごと」を書く
✅ Crisis(キッカケ) → 「ショックだった」「勇気を出した」など感情を入れる
✅ After(変化) → 「●●できた!」「人生が変わった」などポジティブな結果を書く
📝 実際に書いてみよう!
この3つを埋めてみてください👇
1️⃣ Before(過去の悩み): __________
2️⃣ Crisis(変わるキッカケ): __________
3️⃣ After(成功・変化): __________
型を使いこなすポイント
1. BEFORE / AFTER の対比を強調する
読者が「自分も同じ状況だった」と共感しやすくなるため、 悩み(Before)→ 変化(After) を明確にする。
例:
❌ 普通の感想
「今までSNSが苦手でしたが、学んだことで投稿が楽しくなりました。」
✅ エモーショナルに表現
「毎日スマホを開くたびに、『何を投稿すればいいの?』とため息ばかり。
でも今では、気づいたら“投稿するのが楽しみ”になってる自分がいます。」
2. 本音をストーリー仕立てにする
ターゲットに刺さるよう、感情が動いた瞬間を入れることでリアルさを強調。
例:
❌ 普通の感想
「この方法を実践したら、フォロワーが増えました。」
✅ ストーリー調で表現
「正直、最初は『私なんかがやっても無理…』と思っていました。
でも、ある日通知が鳴りっぱなしになって、初めてフォロワーが増え続ける感覚を味わったんです。
涙が出ました。『私でもできるんだ…』って。」
3. 共感ワードを入れる(「わかる!」「私も!」を引き出す)
読者の「自分ごと」にするために、 主婦ならではの悩みワード を入れる。
例:
「子どもが寝た後、こっそりスマホを開く毎日。」
「節約のためにカフェ代を削って、家でコツコツSNSを研究。」
「夫に『それで本当に稼げるの?』って言われて悔しかった。」
→ こうしたフレーズを、お客様の声に少し加えると共感度が上がる。
4. 口語調&エモワードを使う
アンケートの回答を 「そのまま載せる」のではなく、会話調に調整 するだけでも、読み手の心に刺さる。
例:
❌ 普通の感想
「とても勉強になりました。ありがとうございました。」
✅ 口語調で感情を入れる
「え、これ…もっと早く知りたかった!ほんとに世界が変わりました…!」
5. 視覚的に強調する
・「Before → After」を矢印やカギカッコで強調
・太字・改行を使い、感情の動きが伝わりやすいレイアウトにする
例(SNS投稿向け)
📌 Before:「何を投稿しても反応ゼロ…」
💡 After:「気づけば通知が鳴りっぱなし!フォロワー1000人突破✨」
まとめ:エモく見せるテクニック
✅ 悩み(Before)→ 変化(After)を明確に
✅ ストーリー仕立てでリアルな感情を入れる
✅ 共感ワードを使い、読者の「私も!」を引き出す
✅ 口語調+エモワードで自然に
✅ 視覚的に強調して、スワイプしやすくする
エモストーリーの使い方の具体例
チラシ原稿
タイトル:
📢 「頑張っているのに結果が出ない…」そんなあなたへ
🟢 Before(過去の悩み)
毎日SNSを投稿しているのに、フォロワーも増えないし、お問い合わせも来ない…。
「何が悪いの?」とモヤモヤしながら時間だけが過ぎていく。
そんな経験、ありませんか?
🔴 Crisis(変わるキッカケ)
実は、ただ投稿を増やすだけでは結果につながりません。
「点の発信」ではなく、「線の流れ」を意識することで、劇的に変わります!
実際、この方法を実践した人の中には、
✅ 1週間でフォロワー200人UP
✅ たった3投稿で初めてのお問い合わせ獲得
✅ SNS経由で毎月安定して集客できるように!
という変化を実感している方が続出しています。
🟢 After(成功・変化)
「こんなに簡単だったの⁉︎」と驚くほど、今までの努力が実を結び始めるはず。
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ポイント
✔ Before(悩み) を最初に書き、読者に共感させる
✔ Crisis(キッカケ) で「解決策がある!」と期待感を持たせる
✔ After(成功) で、「あなたも変われる!」という未来を見せる
✔ 行動喚起(CTA) を入れて、次のステップを明確に
広告動画台本(ダイエットジムver.)
🎬 動画尺:30~45秒
🎵(オープニング:悩み共感・Before)
(映像:ため息をつきながら鏡を見つめる女性、ズボンのボタンを閉めようとして苦戦する様子)
📢 ナレーション or テロップ
「ダイエットを頑張ってるのに、なかなか痩せない…」
(映像:食事制限のストレスでイライラしながら野菜だけの食事をつつく)
📢 ナレーション or テロップ
「無理な食事制限、続かない…。」
⚡(転換点・Crisis)
(映像:友達と並んで写真を撮るが、自分の体型を見てがっかりする女性)
📢 ナレーション or テロップ
「このままじゃダメだ…!そう思ったあなたへ。」
(映像:ダイエットジムのロゴが登場)
📢 ナレーション or テロップ
「ただ痩せるだけじゃない。健康的に、美しく引き締める新メソッド!」
🌟(解決策・After)
(映像:明るい雰囲気のジムで楽しそうにトレーニングする女性)
📢 ナレーション or テロップ
「あなたに合ったトレーニング×食事指導で、無理なく続けられる!」
(映像:引き締まったボディラインの女性が鏡を見て笑顔に)
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「2ヶ月で−○kg!理想のボディが、ついに手に入る!」
(映像:ジムのインストラクターとハイタッチする女性)
📢 ナレーション or テロップ
「あなたも、一歩踏み出してみませんか?」
📌(クロージング&CTA)
(映像:今すぐ申し込めるように、ジムの名前・ロゴ・QRコード表示)
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「今なら 無料カウンセリング&体験トレーニング実施中!」
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「予約は簡単!下のボタンをタップ✨」
(映像:スマホの画面で予約フォームを操作する様子)
📢 ナレーション or テロップ
「あなたの理想、今すぐ叶えよう!」
🎯 ポイント
✔ Before(悩み):「ダイエットがうまくいかない」「食事制限がキツい」など共感ポイントを入れる
✔ Crisis(キッカケ):「このままじゃダメ」と気づく瞬間を演出
✔ After(成功):「引き締まった体」「楽しそうなトレーニング」で未来を見せる
✔ CTA(行動喚起):「今すぐ予約!」を強調し、スムーズに行動させる
リフォーム会社向けニュースレター
📩 件名:後悔しないリフォームの秘訣、知っていますか?
🟢 Before(過去の悩み)
「もうすぐ子どもが独立するから、夫婦二人で快適に過ごせる家にしたい。」
「でも、どこをどうリフォームすればいいのか分からないし、失敗したくない…。」
実際、リフォームを考えている方の多くがこんなお悩みを抱えています。
「どこに相談すればいい?」
「本当に理想の暮らしになる?」
「予算内で納得のいくリフォームができるの?」
🔴 Crisis(変わるキッカケ)
先日、こんなお客様がいらっしゃいました。
🏡 50代ご夫婦のA様のケース
「長年住んできた家をリフォームしようと思ったけれど、どこに頼むべきか分からず迷っていました。ネットで調べても情報が多すぎて、どれが正解なのか分からなくて…。」
そんなA様が当社に相談してくださったことで、理想のリフォームが実現しました。
🟢 After(成功・変化)
✅ リビングの壁を取り払って開放的な空間に!
✅ 将来を考えて段差をなくし、バリアフリー設計に!
✅ 収納スペースを増やし、スッキリ快適な暮らしに!
リフォーム後、A様はこうおっしゃっていました。
「思い切って相談してよかった!想像以上に快適で、これからの生活が楽しみです。」
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「どこに頼めばいいか分からない…」と悩んでいる方も、まずはお気軽にご相談ください。
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ポイント
✔ Before(悩み):「どこに頼めばいいのか分からない」「失敗したくない」と共感ポイントを入れる
✔ Crisis(キッカケ):実際のお客様のエピソードを交えてリアルに
✔ After(成功):「こんなに快適になった!」と未来を想像させる
✔ CTA(行動喚起):「無料相談」「小冊子プレゼント」などお得感を出す
インスタストーリー(髪質改善ver.)
📢 ストーリー投稿例(4~5枚構成)
📌 1枚目(Before:悩み共感)
🖼 画像:パサついた髪、広がった髪の女性の写真 or お客様のビフォー写真
📢 テキスト:「朝、髪がまとまらない…💦」
📢 テキスト(小):「✔ アイロン必須 ✔ 雨の日は最悪 ✔ ツヤがなくて老けて見える」
👉 共感できる人は?(YES/NOの投票スタンプ)
📌 2枚目(Crisis:変わるキッカケ)
🖼 画像:手ぐしが通らない・アイロンしても広がる髪
📢 テキスト:「実は、毎日のケアが間違っているかも?」
📢 テキスト(小):「間違ったシャンプーや乾かし方が、髪の悩みを悪化させている可能性も…😢」
👉 あなたは正しいケアをできてる?(YES/NOの投票スタンプ)
📌 3枚目(After:成功・変化)
🖼 画像:ツヤツヤの髪に変わったお客様の写真(After)
📢 テキスト:「たった○回の髪質改善で…✨」
📢 テキスト(小):「✔ 朝のスタイリングが楽に!✔ ツヤ感UPで若見え✨✔ しっとりまとまる髪に!」
👉 このツヤ髪、憧れる?(YES/NOの投票スタンプ)
📌 4枚目(CTA:行動喚起)
🖼 画像:施術中の写真 or 予約画面のスクショ
📢 テキスト:「今だけ!初回限定50%OFF✨」
📢 テキスト(小):「このストーリーを見た方限定🎁 3月○日までのご予約で特別価格!」
👉 「今すぐ予約する」ボタンを設置(DM or 予約リンク)
👉 「質問ある人はDMしてね!」(質問スタンプ設置)
ポイント
✔ Before(悩み):「まとまらない」「パサつく」など共感ポイントを入れる
✔ Crisis(キッカケ):「間違ったケアが原因かも?」と問題提起
✔ After(成功):「ツヤツヤ髪になった!」と変化を見せる
✔ CTA(行動喚起):「今だけ特別価格!予約はこちら」
まとめ:口コミは宝
こんな感じで口コミの集め方や活用法は多岐に渡ります。
思考停止でホワイトボードに感想を書いてもらうのではなく、ほしい感想を引き出せるアンケートを用意すること。
そしてそのアンケートを元にエモストーリーを作り出し、幅広くコンテンツに投影していくこと。
これだけで口コミが売上に変わります。
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